鷹ノ巣沢
回想登山日記。続いて2012年夏の沢登です。
奥多摩の鷹ノ巣山といえば、稲村岩や富士山の展望、場合によっては雲取山までの縦走と登りがいのある山でもあります。
そんな山を一般登山道を外れて、ハーネス、メット、沢靴を装着、ガチャ類を持っての沢筋を遡行する形で登っていきます。
アプローチ
鷹ノ巣山登山口最寄りの駐車場です。
夏の日差しが突き刺すようにまぶしいぜ。早く沢の冷たい水をじゃぶじゃぶ浴びたいと思っていたとかいないとか。
入渓ポイント付近になります。
沢登デビューに向けて、期待感が高まっていきます。
入渓 滝登り
半水没写真っていうのも、中々面白いよね～。
防水コンデジの写真です。
沢登の楽しいところは、登山に泳ぎや滝登りなどのクライミング要素が加わることです。
今回の鷹ノ巣沢は滝が連続していて、クライミングを楽しむことができます。
道中こんな滝がいくつもあって、時にはロープで確保するためハーネスが必要ってことです。
滝を登る友人。飛沫がかっこいいですね。
下から見るとこんな感じです。
垂壁というよりは後傾しているスラブ。それも手掛かり、足掛かりは多めなので
結構確保なしでもスイスイ行けちゃいます。
高度感UP 滝登りその２
と調子に乗っていたら、人工物っぽい、垂直な滝が・・・。
この傾斜はさすがに・・・。
高さは数メートルでしたが、初心者は安全を取って確保して登りました。
暫く行くと大滝です。
落差18mの滝になります。
沢ランチ ネイチャーストーブご飯
丁度お昼だったので、大滝手前でランチタイム。
沢登では、焚火も割と行われます。
水が豊富なので火事になりにくく、薪もいたるところにあるからでしょうね。
ネイチャーストーブも大活躍。
ハイライト 大滝クライム
ここでは、滝の横を登っていきました。
まずはどんなもんかとお試し。
よく見ると我々と同じルートを登ろうとするかっこいいカエルがいました。
イケメンすぎる。
荷物を置いて登った友人は、回収のために懸垂下降。
それにしても、この沢はどこまで行っても１～３ｍ位の高さの滝が連続しています。
いい加減、疲労の色も隠せなくなってきた我々。
その時、友人が「何、あれ～」と叫びます。
そこに現れたのは・・・。
東京奥地 オコジョとの出会い
オコジョ！
初めて見ました。
とても、可愛い小動物との出会いにテンションの上がる男３人。
まさか、都内の自然で見ることになるとは思いませんでした。
なお、外見に騙されてはいけません。
彼は自然界では獰猛な捕食者です。
それゆえ、初めて見る人間を恐れることもなかったのでしょう。
１５分ほど。一緒に遊ばせていただきました。
ツメ 急斜面の直登からの下山
その後、沢は涸れ、登山道に出るために道なき急坂を汗だくになりながら登りました。
沢登一番の難所といえるかもしれません。いわゆるツメってヤツです。
登山道が見つかれば、あとは下山ですね。
駐車場に戻るころには日が暮れていました。
初めての沢登は思い出に残る素晴らしいものになりましたとさ。
