3連休 そうだ白馬へ行こう!
7月の3連休と言えば、梅雨もそろそろ開けてきて本格的な夏山シーズン突入といった時期。
近年の傾向では、いまいちな天気が多い連休でしたが折角の3連休
無駄にすまいと友人を誘って白馬岳へ行くプランを立てました。
ところが、まぁ1週間ほど前から何やら不吉な3つ子台風・・・。
うまいことそれたり、丁度通り過ぎるし台風一過か?と期待するも当日の天気予報は・・・。
雨じゃん!
というわけで、栂池の駐車場で我々は登山を諦めた。
悪天候で行っても仕方ないよね~。
でも折角、白馬くんだりまで行って何もしないで帰るのも癪に障る。
我々は当てもなく車を走らせた。
あてもなく彷徨う 北アルプス周辺ドライブ
数時間後、どういうわけか我々は日本海にいた。
人生初の日本海である。
砂浜ではない、小粒の石で構成される海岸線は砂が巻き上がることもなく
透き通ったブルーの海水を湛えていた。
そこで、敗北感を滲ませながら眺める日本海。
いい加減、登山ウェアでいるのも・・・となってきたので
近場に温泉がないか探してみると、洞窟風呂という気になる露天があるホテルを見つけた
https://www.ogawaonsen.co.jp/spa/
こちらが件の洞窟風呂。
ホテルからさらに10分ほど歩いたところにあり
女性用はさらに奥なのだが、その道から丸見えという恐ろしい露天
一応混浴だがこの仕様では男湯と言って差支えがなさそうだ。
この時点で、天気は晴れてくる。
とはいえ白馬方面はガスって見えた。
風呂から上がってさっぱりすると、おなかがすいてきた。
折角の日本海、海鮮を食べたくなるのが人情というものだろう。
我々は富山県氷見市をめざし車を走らせるのだった。
氷見 海産食い倒れの旅
こちらが、この日のランチ。
以前、下ノ廊下を訪れて以来、鉄板となった白エビのかき揚げはマスト。
そして、ふぐの白子のから揚げだとか、海鮮丼定食などをオーダー。
登山に来たのに完全に海の食材を満喫する旅になっているが、美味いものは仕方がない。
氷見では市場などを見て、その後は岐阜のコテージへ向かうことになった。
翌日は乗鞍岳辺りが無難かなという見解で一致したためである。
よくよく考えればこのプランだと北アルプスをぐるっと回るプランになってしまっていた。
なかなか楽しいドライブだ。
宿の写真はあまりない。
夏を楽しむといえば、やはり花火。
コテージの外で楽しませていただいた。
乗鞍岳
乗鞍岳は北アルプス南部にある標高3,026mの高さを誇る日本で19番目に高い山。
最高峰の剣ヶ峰を主峰として23の峰を持つ山々の総称。
以前はその標高の割に有料道を通って手軽にアクセスできることから天体観測の聖地となっていたが、マイカー規制により手軽さがなくなってしまった。
標高が高いと空気が澄んで、クリアになることから星の写真には有利なのである。
というわけで翌朝。計画通り、乗鞍岳の畳平にいた。
よくよく考えると、水晶岳以来の自己最高峰更新。
登山を初めて数年。ついに自分も3000mに踏み込むのかと思うと感慨深い。
水晶→劔→聖→立山と刻んで行きたいと思っていたがそういうこともあるだろう。
とはいえ2700mまではあっさりバスでたどり着けてしまう。
そこから1時間も経たずに、山頂が見える地点に来てしまうあたり、少し物足りないか・・・。
実は今回、夏休みの工作と題してちょっとした物を作ってきたのだが
残念ながらあまり使いどころがなかった。
まぁこの工作に関しては、本番は9月なのでお披露目はもう少し先でもいいのかもしれない。
午後から雲がかかりやすくなるという予報通り
山頂にはガスがかかったり、とれたり・・・。
うーん嫌な予感がする。
大体水晶岳と同じ高度。
これから山頂アタックを開始するところまで来たが、見ての通り行く手を遮るガス・・・。
山頂はガスってた・・・
山頂がガスっていたせいで、山頂の写真がないことに気付いた・・・orz
仕方ないので、今日のチャライ友人の写真でお茶を濁す。
この男、なぜこのようなものを持ってきているのか全く理解に苦しむものである。
下山もあっさり。
途中、雪渓と雪解け水でできた池のブルーが素晴らしい景観を作っていた。
高山植物のお花畑もあるとのことで、ふらふら見物。
クロユリや、ハクサンイチゲや、チングルマやら
バックの山の感じもよく決まっていらっしゃる。
最後に集合写真のバックショット。
白馬岳の予定が、不思議な旅行に早変わりだったものの満足いく連休になった。
久しぶりの登山だったので、翌日は軽い筋肉痛に・・・。
うーん、トレーニングの必要を感じる。
今夏、一回くらいはテント泊行けたらいいのだけど。