悪天候 燕岳→霧ヶ峰
最近はスノーボード行ったり、仕事やったりでブログの進行も落ち着き気味です。
そんな感じなので、今日は変わり種な写真をいくつか載せようかなぁと思います。
もう2年ちょっとも経つ2012/11の話です。
当時、燕岳に行ったことがなく誘いを受けて是非!と思ったんですが
下界の天気は大雨、引き返しって来たパーティに聞くと稜線は吹雪とのこと。
第2ベンチで引き返しました。
折角ここまで来てなぁ~となって急遽その辺で車中泊して霧ヶ峰へ行ったのでした。
そういう行き当たりばったりも嫌いじゃない。
マニアックなカメラ装備
で、当時は改造したカメラと、変なレンズを持っていたので
遊ぶ気満々の装備だったのです。
赤外線フィルタ除去 改造カメラ(’22/1 加筆)
通常、カメラに使われる撮像素子は可視光線以外にも赤外線や紫外線に対しても感度を持っています。
とはいえ一般的なカメラに求められる性能は通常、人の視界であり可視光線以外の電磁波に対する感度は邪魔でしかありません。
そのため、カメラの撮像素子には赤外線を除去するフィルタが付いています。
今回持っていた改造カメラはこのフィルタを取り外し、代わりにカメラの光学系に影響を与えないガラス板を入れたものになります。
なんでそんなマニアックなことするの?と思われるかもしれませんが
天体撮影に威力を発揮するためです。
星雲などはHα輝線という赤~赤外線くらいの波長の電磁波を出しています。
これを写せると、綺麗な星雲が写真に収められるのですが残念ながら赤外線フィルタはHα輝線も除去します。
そんなこんなで邪魔だから星を撮るカメラは外してしまうんです。
代わりにカラーバランスが崩れて使い物にならなくなりますけどね~。
赤外線写真というマニアックなジャンルがあるらしく今回はそれに挑戦してみました。
円周魚眼レンズ(’22/1 加筆)
180度の画角を持つレンズです。
普通に四角い写真が撮れる対角魚眼レンズと異なり、撮れる写真が丸く、かなり特殊なレンズでほとんど作られていないのですがマニアックなレンズを製作して世に送り出している安原製作所(記事作成時は活動されていましたが、’22現在は廃業)がEマウント向けに作っていました。
その名もmadoka180。こちらのメーカー他にも5倍マクロレンズnanoha x5や、ソフトフォーカスレンズmomo100などどこかで聞いたことのあるネーミングのレンズを製造しています。
今でこそRICOHのTHETAやアクションカメラで当たり前となった360度撮影ですが
当時は、超広角レンズを使って複数回撮影した画像をパズルのように組み合わせて360度撮影をしていたのです。
筆者も物珍しさにそうやって写真を撮っていました。
実写
長時間露光によるなんちゃってライトアート
車中泊中のワンショット。
あいさつ代わりのライトアート風。
偶然、車のヘッドライトが木を薄ら照らしてくれました。
赤外線写真 偽色(False Color)による表現
寝起きの一枚。
赤外線写真ってやつですね。
上手い人が撮ると神秘的な写真が撮れるんですが
当時の自分にはこれが限界。
こちらは赤外線フィルタ除去カメラに赤以上の波長を透過するフィルターを取り付けて撮影しています。これにより黒、赤、赤外線の3色の写真が撮れるようになります。
カラースワップというというテクニックで、3色それぞれに色を割り当てて不思議な雰囲気の写真が撮れるという理屈です。
赤っぽい光を含まないので、空は暗い色になり、逆に赤をほとんど反射する植物の葉は白っぽく写ります。綺麗に処理するともっと不思議な写真になるんですけどね~。
参考までに、カラースワップ前の写真がこちらになります。
目に痛いですが、赤とマゼンタで2つの階調があることが分かります。
全周魚眼の合成写真 リトルプラネット
霧ヶ峰山頂の写真
パノラマ撮影の一種で、リトルプラネットという方法。
使ったソフトが体験版なので、色々入っちゃってますがご容赦をm(_ _ )m
霧ヶ峰
ヘンテコ写真で遊んだ後は肝心の登山へ
普通に景色を撮っているとグライダーが。
モクモクした雲をバックに滑空する姿に見とれる。
赤い機体が青空に映えるね~。
山頂まではなんだかんだで1時間もかからないっていう。
こういう山もいいなぁと思いました。