Day1 折立~薬師岳
回想登山記録第3弾です。
去年(2013年)の夏の話です。
自分の中で一番ハードだった山行になります。
3泊4日のテント泊山行。
人によってはもっと長いルートを行く人もいるのでへこたれてはいられませんが。
ハードには変わりありませんでした。
秘境と聞くと行きたくなるのが、人情というものです。
ましてや日本最後の秘境とまでうたわれる、その場所に憧れを抱いたのは何時の頃でしょうか。
まぁ登山始めたのが3、4年前なので最近であることに変わりはないのですが。
しかもこの山域には、徒歩数日を要する北アルプスの山々が点在しており
百名山に数えられる山が4座もあります。
そんなこんなで山友を強引に誘って、前夜
登山口のある折立を目指して、愛車を走らせます。
ドライバーだったので、あまり写真を撮れなかったのは残念でしたが
まず富山まで走るのが一苦労でした。
そして、登山を開始します。
自分はこういうスタート地点の写真をあまり撮っていなくて後々後悔するんですが
今回もそのパターンでした。
なので、折立周辺~撮り初めまでは友人のブログを参照してください。
見比べ見るのも面白いかもしれません。
https://my-roadshow.com/mountaineering/kumonodaira1/
登山口 稜線までの灼熱の登り
で、写真が残っているのは、途中にある有名なアラレちゃんの看板から・・・。
夏の山行なのでとても暑かったのを思い出します。
無風で3泊分の荷物の重さも合間って、バテバテでした。
樹林帯も終盤に差し掛かると、遠くには剱岳らしき山が。
いつかは行ってみたいものです。
樹林帯を抜けると、灼熱の太陽が照り付ける山道になります。
手入れはされているものの若干歩きにくいです。
振り返れば、眼下には有峰湖が。
折立は有峰湖付近にあるので、随分登ったものだという気持ちになります。
さらに、暫く歩くと本日のターゲットである薬師岳が見えてきます。
全国に薬師岳の名を冠する山は多々ありますが、その最高峰がこちらになります。
深田久弥の百名山の一つでもあります。
太郎平小屋
薬師岳が見えてからもうしばらく歩くと、太郎平小屋です。
冷えた炭酸飲料でさっぱりしたいぜヒャッハーと小屋に行くと売り切れ・・・。
まぁ仕方ないかと、いったん休憩
周辺を見ると、この旅のチェックポイントが遥か彼方に数か所見える。
写真中央より右に伸びる台地が、目的の雲ノ平。
さらにその奥に見える岩峰が百名山、日帰り最難関の水晶岳
薬師峠キャンプ場へ
チェックポイントまでの距離に圧倒されながらも
一先ずは、本日の目的地である薬師岳と宿泊地を目指す。
宿泊地までは小屋から10分ほど。しかし受付のタイミングが悪く
しかも混雑の影響も受けてテントを張れたのはなんと2時・・・。
コースタイムを考えると、テントに戻れる時間が大分遅くなるのですが
うだうだ話し合って、やはり登ることに
薬師岳ピストン
記録としては、もっと途中の写真があった方がいいんだろうな・・・。
テント場から沢あり雪渓ありの道を1時間ほど歩くと、視界が開けて薬師岳がすぐそこに。
でも、ここからがまた長かった・・・。
稜線の道は、手前の小高い部分がピークに見えるのですが、そこまで着くと次のピークが見える
そんなのが続きます。
山頂はどこだ~と振り返ると結構登ってきたなぁ~と。
途中、薬師岳山荘があり、なっちゃんを補充しました。うまかった~。
この山荘はとてもきれいで、びっくり。
一緒に登ってた親子が、小屋番になってました。
薬師岳山頂
何度かの偽ピークを超えると、ついに山頂が。
思わず腰を下ろすと、眼下には絶景が。
薬師岳には圏谷群があるのですが、見えているのがおそらくそれでしょう。
特別天然記念物らしいです。
そして、テント場に戻って一日が終わりました。
それにしてもバテバテ山行です。
Day2 秘境雲ノ平を目指して・・・
一旦下って沢沿い歩き
翌朝、太郎平小屋まで引き返して
雲ノ平を目指します。
折立から苦労して登りましたが、一度下って登り返す必要があります。
登り返しは、かなりの急登らしく行く前から絶望的な気持ちになります。
なぁ、兄弟ここで折立に降りれば、いい感じじゃね?
そんなことを言ったのは果たしてどちらだったか・・・。
いや、でも頑張ろうぜと全身を決意しました。
この山域はきれいな沢がたくさん流れていて、この暑さと荷物の重みがなければ
本当に楽しいトレッキングが楽しめるんだろうなと思わせてくれます。
薬師沢小屋 恐怖の吊り橋
2時間半ほどで、薬師沢小屋に着きます。
ここには沢を渡るためのなかなかスリリングな吊り橋があります。
でも男二人の旅に吊り橋効果もくそもないよねぇ~とさっくり渡ってしまいます。
そしてここからが果てしない急登。
またしても写真がないのが残念ですが、友人ブログで様子が確認できます。
いやぁ急だった。何回小休止を取ったか・・・。もっと体力つけないとなぁ
急登からの庭園
急登を抜けると雲ノ平に入っていきます。
ここにはいくつかの国の名前が付いた庭園があります。
まぁ、特に国とは関係ないんですがね。
平坦な木道をひたすら歩くと、雲ノ平山荘につきます。
ここで、テント場の受付を済ませ昼食にカレーを食べました。
うーん。美味い!
テント場はさらに先なので、歩きだします。
コバイケイソウがそこかしこに咲き乱れています。
もう少しでテント場です。
雲ノ平キャンプ場
テント場はすでに人がたくさんいてあまりいい場所は確保できませんでした。
この日は、少し余裕があったので星を見ることにします。
テントと、天の川。
アウトドア感あふれる感じがたまりません。
とまぁこんな感じで前半戦は終了です。
後半戦は、水晶岳→鷲羽岳→黒部五郎岳と百名山が続きます。