Day3 雲ノ平~三俣蓮華小屋
こうして振り返ってみると、登山道の写真が少ないのがよく分かってきます。
一瞬で山頂~山頂へ移動しているような感覚になってしまいますね。
実際はへとへとで、そんな余力がないだけとも言えます。
体力アップが今後の課題なのかな~。
気を取り直して雲ノ平周遊の後半戦です。
雲ノ平を後にするところから始まります。
朝、祖父岳を登る
ここの地を踏みたい。そんな気持ちで登ってきましたが
あまり散策できなかったのは残念でなりません。
もっと体力を付けて、余裕のある計画でリベンジ出来たらそんな風にも思います。
視線を少し右にやると本日の百名山1座目
百名山、日帰り最難関の水晶岳が見えます。
岩!って感じの山肌で鎮座するラスボスといった雰囲気の山でした。
早朝の澄んだ空気の中、いきなりの急な山道で息を切らしながら
祖父岳に到着します。2800m超の北アルプスになければ間違いなくなんとか名山に入りそうな山です。
この山の凄いところは北アルプスのど真ん中に位置し、360度北アルプスの山が視界に入ってくるところでしょうか
祖父岳~ワリモ岳
高山植物もいくつか見ました。
朝露に光るチングルマがきれいですね
祖父岳からワリモ岳を目指します。
ワリモまで・・・ワリモまでいけばザックをデポできるんだ・・・。その一心です。
で、ワリモ岳付近で休憩。ザック置くと元気になります。
ここからは暫く重いザックとはおさらばです。
ザックをデポして水晶岳へ
眼下に雲ノ平が見えます。
こうしてみると確かに平だ・・・。
稜線を振り返ると、鷲羽岳が見えます。
水晶岳へ行ったら引き返して鷲羽→三俣蓮華と続きます。
荒々しい岩山っていう見た目に恥じぬ、高度感満載の素晴らしい山道(例によって写真がない・・・)を登り
山頂へ。途中水晶小屋がありましたが、そこでバッジを買います。
百名山のコレクションアイテムなんですが、水晶岳のものはここでしか買えないそうです。
山頂は気持ちいいぜ・・・。
水晶岳~鷲羽岳~三俣蓮華小屋
さて、ここで苦労の末たどり着いた鷲羽岳と行ければよかったのですが
馬鹿げたことに、写真がありません。
というわけでいきなりですが
風情もへったくれもなく山頂です。
いやぁ、振り返れば水晶岳が遠いなぁ~。
この旅で一番怖いところがあった気がしますが、気のせいです。
ちなみにこの鷲羽岳がこの旅3座目の百名山です。
遠くには槍が見えます。
槍の山頂は分かりやすいですね。
いつかは行きたい山です。というか有名な山スルーして辺境の山にトライしてる自分は謎ですね。
友人(の背中)と相棒のひこにゃんです。
うちわのビール持ったお姉さんの写真が花を添えてくれます。
ビールといえばこの旅最大の問題は、炭酸飲料がどこの小屋にもなかったことです。
まぁビールはあったんですが、自分はビール苦手なので・・・。
そして三俣蓮華小屋の方へ降りていきます。
ここから見る鷲羽岳は、かっこいいです。
今日はこの後消化試合に突入しました。
もうね、体力がね・・・。
三俣蓮華小屋~黒部五郎小屋まで地図上は2時間のコースが果てしなく感じました。
黒部五郎小屋にたどり着いた我々は選択を迫られる。
「なぁ兄弟、明日に備えて小屋泊にしない?」
こうして我々は布団にもぐりこんだ。
ビバ布団、最高だぜ!
こうして夜も更けていったかに見えた。
いびきの達人がいたのだ。ね・・・寝れねぇ~。
Day4 三俣蓮華小屋~下山
黒部五郎岳を目指して
翌朝、小屋を後にして、この旅最後の百名山、黒部五郎岳へ
黒部五郎岳もきれいな圏谷を有しています。
圏谷を抜ける急登はかなりの傾斜ですが、その傾斜にはコバイケイソウのきれいな花畑が
この崖の上が黒部五郎岳山頂になります。
そして山頂へ。崖からの絶景を寝転んで独り占めです。
黒部の太陽
果てしない岐路 稜線は続くよどこまでも~
黒部山頂からは残りのルートの半分くらいが見えています。
絶望感が立ち込めますが、ここさえいけば文明に帰れると思うと自然と足が前へ出ます。
ちなみに半分というのは右奥に見える小さな山陰の真ん中あたり、地続きになっている稜線にわずかに見える赤い建物のあたりです。
これが初日の宿泊地、太郎平小屋になるわけですね。
振り返れば無茶な旅だったぜ・・・。
ただただ稜線を歩き続けます。
下山、そして止めの一杯
そんなこんなで太郎平小屋まで到着、折立まで気合の下山を果たしました。
そんな僕らを待っていた最後の珍事件を
下山したあと、さっそくコーラを買って乾杯したのですが
一口飲んで、ぬるっ!
皆買っていくんでしょうね。最後に笑わせてもらいました。