そうだ!天然芝を庭に植えよう
以前外構の計画について、記事を書きましたが我が家は↓のような土地の使い方をしています。
で、図面下部のちょっと広い四角いエリアを芝生にしてみたいなぁと計画していました。
芝生と言えば、やはり天然芝か人工芝かというテーマが立ち上がってきます。
我が家でも、まずはこのテーマについて家族会議になりました。
観葉植物育ててる経験もあるし
やっぱ天然捨てがたいっす
人工芝の方が楽だと思うよ~
まぁ、世話ちゃんとやるなら文句はないよ
一回枯らしたら、人工芝ね
よく言われることですが、結局一番は手入れが大変というところに落ち着くんじゃないかと思いました。ここが楽しめるなら天然芝良いと思います。
よく言われる以外に大変なところとしてこの記事で扱う土壌改良を上げておきます。
あとは、自然ですかね~。筆者は好きですよ。えぇカマキリとかバッタとか蛾とかヤモリとかカナヘビとかね!
そんなこんなで妻の許可を取り付けた筆者は芝生を植える作業について調べるのでした。
鋼の大地。耕せ我が家の庭
というわけで早速ですが土壌改良の話に入っていきたいと思います。
芝張りより全然重労働で大変でした。
というわけで、芝生の生育に適した土に作り替える作業が土壌改良です。
じゃあどんな土壌が良いの?ということになりますが、一般的には水はけが良い土壌が適しているといわれます。
作業に入ります。
まずはビフォアです。これでも少しマシになっていますが、ごらんのとおり石がゴロゴロ
建設時の転圧によりスコップは全力で蹴りこんでもわずかしか刺さりません。急遽購入した写真右上の三本鍬であっても全力で振り下ろしても息が切れるだけで、耕すに至らず・・・。
芝生を植えるという作業に絶望感と暗雲が立ち込めました。
こんな非常事態に頼れるのはgoogle先生だけです。
調べると耕運機の小型なものがあるらしく、これが手に入ると作業性が上がりそう。
しかし、庭を耕したら役目を終える上に、場所も取りそうなこいつにこの金額は出せない。
妻の理解も得られないことは必至・・・。
というわけでさらに調査を進めると、レンタルがあることが判明。
しかも割と近所で一日1000円程度(だったはず)。早速借りてきました。
かっこいい・・・。ガソリンで動きます。
使用方法はレンタル時に教えていただきました。
そんなに難しくはないです。危険なところの注意はしっかり聞きましょう。
ガラ(石、ブロック等)の処理
耕運機で耕した庭から出土した石の数々。
DIYでここまでやる場合、自力で捨てに行く必要があります。
我が家は残土処理業者が車で5分の場所にあるので、土嚢袋に詰めて一袋500円とかで持ち込み処分しました。
土づくり 資材のオリジナルブレンド
石を極力取り除いた後は、耕運機を使ってさらに農業資材と土を攪拌していきます。
色んな資材がありますが、筆者の使ったものを列挙します。
土って必要量が多いので庭に使うとなるとホームセンターで購入するのは割高です。
筆者はダンプの扱いについて経験がなかったですが可能であれば直接業者に行って大量入荷するのが効率良いと思います。
川砂
川砂は水はけを改善します。芝自体が砂地を好むので、ベースはこちらでOK
我が家は土だったので10袋以上混ぜました。
が、庭は狭く見えても袋買いの砂は微々たるものでした。
堆肥
“肥”の字が入っていながらも、メインは肥料としての用途ではなく微生物による土壌の団粒構造化が役割の資材です。牛糞って臭そうと思うかもしれませんが完熟のものはほぼ無臭です。
バーク堆肥は樹皮を発酵させたもので役割はほぼ同じ。
我が家の庭には大体4袋ずつくらい鋤きこみました。
何かで調べてこうしたんですが、根拠が今では謎です。また調べたいですね。
バーミキュライト
多孔質の資材で、保水性・保肥性を高めてくれるが通気性は高い。加熱されているので無菌。後軽い。
砂メインだと保肥性がなぁと思って1袋程度投入
パーライト
黒曜石系と真珠岩系の2種類がある
黒曜石系は排水性を高め、真珠岩系は保水性を高めるという逆の性質なので要注意
芝生には黒曜石系が良いと思われる。これも少量配合した。
腐葉土
役割としてはほぼ堆肥と同じ。こちらも3,4袋混ぜました。
各資材を鋤きこんだ後に、さらに目土を均して仕上げました。
中々綺麗でしょ?
TM-9 芝張り 苦労の末にようやく
我が家の芝生はTM-9という品種になります。見ての通りの目地張りです。
あのトヨタの開発した芝になります。春先にネットで注文して購入しましたが状態の良い青々としたソッド(シート状の芝)が届きました。
リンクを貼っておきますが、その後のバロネスさんがメール相談にも乗ってくれるので安心です。
芝の葉は綺麗な形状で気に入っていますが、成長が遅いのは裏を返すと病害等のリカバーに時間がかかります。また穂が目立つので夏場は刈る頻度は少ないかもしれませんが、穂の時期は結構頻繁に刈る必要があります。先祖返りとは遺伝の特性でTM-9じゃない芝が生えることです。確率は低いですが起こると厄介です。
最後は乾燥防止に目地と上から目砂をかけてやって、水やりをします。
芝張り後の管理
とにかくソッドから発根して根が張るまでが大変です。
根からの水の吸収力が落ちているので約一カ月は朝晩たっぷり水をやります。
この広さの庭で15分くらいは水撒いてるくらいの感覚です。
人が踏み入ることでソッドが動き、折角根が張ろうとしているのにブチブチ切れてしまうとダメージになってしまいます。我慢してしばらくは立ち入らないようにしましょう。
まとめ
天然芝を本気でDIYで張ってみました。
いかがでしたでしょうか?
正直天然の初期コスト安いって聞いてたのにずいぶんと掛かってしまいました。
ついでに貼ってから執筆時点で2シーズン目突入間近ですが、オンシーズンはやること多いです。
とはいえ、いろいろ突き詰めて考えていくのはなかなか楽しいですし、犬やゆくゆくは子供が遊んでくれると思うとやりがいがあります。
是非覚悟を決めて芝奴隷の世界へ飛び込んでみてはいかがでしょう。
なお、筆者はLINEの芝生オープンチャットや、芝生系youtuberの動画なども参考にしました。
とても参考になるので、オススメです。