引っ越してから3年が経過としようとしている中、我が家には一つの課題がありました。
ウッドデッキ前のエリアが土むき出しで雑草生え放題。色々置いてあってごちゃごちゃ。
折角のBESSのワンダーデバイスも、頑張って育てている芝生のエリアもこれでは台無しです
外構デザインのアイデア出し
いつかはやらないとと思いながらも所詮は素人。
そもそもどんなものがあるのか、どうやったらできるかなんて想像もできません。
とはいえ、時間だけはそこそこあったので木工のDIYを学びながら横展開で色々調べることができました。DIYerの強い味方。ドゥーパの本は強い味方で様々な素材や工法が紹介されています。
こういった舗装工事のことをペイビングというらしいですよ。
気になったのはレンガ、乱張石辺りで、最初は乱張石いいなぁと思ったんですが、色々検討しているうちにレンガに落ち着きました。主に施工の難度とか。
ただレンガを敷くだけでは面白くないなぁとか思いつつ、どうせなら夜は暗い庭なのでもう少しライトを入れてみるのも良いし、どうせなら芝生とシンボルツリー以外の植栽スペースも欲しい。
少し斜めのエリアなのでアプローチ部分をまっすぐに取れば余剰スペースは植栽に使えるのでは・・・。
色々脳内でイメージを膨らませて、絵心はないので図面は断念。
なんとなく方向性が決まり作業着手です。
工具と材料
工具
ディスクグラインダ
レンガなど舗装材の切断にはディスクグラインダが良いとのことで、以前妻に誕プレとしてねだった我が家のディスクグラインダ。
有線タイプですが、無段変速機能が使いまわしがきいて良さそう。
ディスクグラインダは以下の使い分けがされるそうですが、複数置けるほど広くないので・・・。
タガネ
これとハンマーでレンガを割ります。
綺麗に割るためにディスクグラインダで目安となる溝を切ります。
角度をつけて割ったり、失敗した際のリカバリにもディスクグラインダは大活躍しました。
低価格で抑えるなら、タガネだけで済ませることも可能と思います。
タンパ
折角の舗装面が沈まない為に、下地となる砕石や砂を突き固めるのに使用します。
我が家はその辺(画像1枚目参照)に転がっていた丸太に取っ手を付けて使用しました。
重量コンクリブロックに取っ手を付けても代用可能です。
レンタルできるなら、機械化もありかもしれません。
プレートコンパクタという名前です。ペイビングの面積と相談して決めましょう。
水平器
舗装面の水平を取るために使用します。
まっすぐなアルミの角材などに置けば、長い水平器を作ることも可能です。
目盛が3本あるものを選びましょう。一番内側の線の中に気泡が入れば水平。二番目、三番目は水勾配を取るために使います。ある程度流れればOKなら二番目。しっかり流れてほしい場合は一番外側の三番目の目盛を使います。
材料
レンガ
メインの素材になります。
ホームセンターでも買えますが、雰囲気や色合い、刻印といった点でこだわりのある楽天市場の上記店で購入。
刻印多めでオーダーしたら、集めてくれたようで様々な刻印の入ったレンガを送っていただけました。
定形で使いたい個所は割れ無し。それ以外は割れの風合いも楽しんで敷くことにしました。
割れにしておくとレンガを割らなくても、パズルでなんとかなることも多いのでオススメです。
ただきちっとした敷き方(ランニングバスケットとかそういう感じ)をしたい方はNG。
重量物で数が必要なため送料が高額です。
運んでくれた郵便局の方も、車2台体制で20箱近くを積み下ろして大変そうでした。
ありがとうございますm(_ _)m
枕木
オールレンガも良いんですが、上記の通り良い価格になるのでところどころにジョイ〇ル本田で購入した枕木を敷いていきます。
ケンパス材という硬質で腐りにくい材料に、防腐剤を浸み込ませたものを購入しました。
砕石
近くの残土処理&砕石屋さんに初オーダー
砕石運んでもらって、帰りに残土持って行ってもらったらセット価格&ご近所価格で安くしてくれました。感謝~。
砕石は必要量が読めないし、ホームセンターで袋買いは高くつくしキリがないのでこの方法にして正解!と言いたいところですが必要量を見誤って・・・。
砂
今回は砂極めという方法を取るので購入。
こちらも業者に頼めばよかったけど、砕石で必要量を見誤ったのでホームセンターで購入。
そして、必要量を見誤る・・・。13袋買って5袋余った・・・。
セメント
セメント:砂を1:3で混ぜるとモルタルに。セメント:砂:砕石を1:3:6で混ぜるとコンクリートになる。
今回は砂が大量にあるのでセメントで買って混ぜてモルタルに。
2袋買って1.5袋余る・・・。
用途としては敷いたレンガの目地に入れて、固定したり、両端の枠部分のレンガを固定したりと大活躍。なおモルタルはアルカリ性なので素手で触るのはNG
左官グッズ
モルタルを練ったり、レンガに塗ったりするのにあった方がいい道具たち。
なくてもバケツやスコップで何とかなるかも。
地味で苦しい力仕事 土の鋤取り
時は2022/5/4、世間はGWという中、孤独な闘いが始まりました。
まずは地面をザクザク掘って、土を鋤きとっていきます。
これをやらないと完成時のレンガの高さが合わず、ウッドデッキの階段周りのコンクリ部分が窪んでしまいます。
相変わらず、ガラが出土して掘り進めるのに難儀しました。
こんな作業、真夏には絶対やりたくないので季節的にはこの時期がギリギリでしょう。
植栽スペースにと考えていたエリアにもともとブロック塀だった部分の基礎ががっつり入っていました。植栽の粘りに影響がありそうで心配ですが、とりあえず無視。
1.Xm×5m程度の面積を3日ほどかけて10cm程度鋤取りました。
実質1日あれば良さそうですが、土嚢袋買い足す必要があったりで一気には終わりませんでした。
念のため防草シートを張っておきます。
この時点でもっと平に慣らしておくと色々捗るそうですが、面倒なので無視。
土嚢袋20袋程度になりました。
とにかく土は重いです。ガラもOKな袋もあって(ベージュの袋)これは入る量も多いのですが、満杯だと持てません。
下地作り 砕石敷きと転圧
ここまでで作業は一旦停止。近所の残土処理&砕石屋さんに電話します。
女性の方が電話応対に出て、土嚢袋20袋の引き取りを依頼。1袋300円ですとのこと。
ついでに、砕石を依頼、どれくらい必要かわからない旨を告げると、現地見ましょうか?と言ってくれて見積もってもらえることに。
暫くして再度電話があり、ちょっと厚みがあった方がいいので、0.5立米くらいですかかねぇ~とのこと。余ると大変なので、0.3でお願いしました。
上からレンガ張るので見栄えは不要で一番安いものを依頼。
運搬費込みで、近いことや往復荷を詰めることでまけてもらい、総額10,000円強で引き受けていただけました。
というわけで砕石を敷き詰めて、転圧していきます。
丸太に取っ手を付けた転圧機1号。なかなかの重量感で砕石が締まっていきます。
途中、足の親指に落として悶絶するというお約束がありました。
土の鋤取りが甘く、余り厚みが敷けませんでした。見ての通り、砕石は敷き詰められて転圧済み。
手前の山は・・・。やってしまいました。相当量の余剰が出てしまいました。
レンガと枕木の仮置き
レンガはサンプルを取り寄せてみました。
ホームセンターで売っているアンティークレンガは黄色系とピンク系主体なので、茶色やグレーはレアです。色のバランスが素晴らしい。
サンプルとは言えそのまま使えるのもうれしいです。
ついでに敷き詰めるための必要量をざっくり見積もります。
ジョ〇フル本田で購入したケンパス材の枕木も並べてみます。
レンガの厚みとも誤差が少なくなかなかいい感じにマッチして見えます。
そうこうしている間に大量のレンガが届きました。
1箱16kgだったかな。この量で5万円ほど。おそらく半分は送料・・・。
この時点で5/30、もうじき梅雨入りだし、本格的な作業は梅雨明けかなぁ
届いたレンガと枕木を仮置きしていきます。
少し足らなかったので、その分はホームセンターで買い足します。
この時点では砕石の上に直置きなので凸凹が目立ちますね。
両端のレンガをモルタルで固定
以前は少量の利用がメインだったのでインスタントモルタルというあとは水で練るだけのものを使いましたが、今回は砂とセメントを個別に買ったのでモルタルを作っていきます。
高さや幅の基準があった方が良いので両サイドのレンガをモルタルで砕石部分に固定していきます。
水平器を当てて、水勾配を付けながらレンガを設置していきます。
レンガはあらかじめ水に浸しておくのがポイントです。こうしないと、レンガがモルタルから一瞬で水分を奪ってうまくモルタルが付きません。
ペイビング レンガと枕木の砂極め
レンガを凸凹なく平坦に敷くにはいくつか方法があり、今回は砂極めという方法を使用します。
砂は転圧して流れなければ、沈み込みがないので、その上にレンガを並べていく方法です。
他にはバサモルという空練りしたモルタルに少量水を混ぜたものを敷いて、その上にレンガを敷く方法などもあります。
ここでも水平器が大活躍で、凸凹にならないよう砂をしっかり詰めてレンガを敷いていきます。
そして前述の通り、どう見ても余りそうな砂の袋の数・・・。
敷き終わったところで横からチェック
向かって左のモルタルで固定したレンガの高さが合っていないのは水勾配付けたら思いのほか中間部が高くなりすぎたせいです。
ウッドデッキ階段のコンクリ部と高さが合わないので、通路部分は水勾配付けるのを諦めました。
砂の上に置いただけではレンガがずれてしまうので目地を詰めて固定していきます。
ここでも何を詰めるかで、方法がいくつかありますが、今回は空練りしたモルタルを詰めて、水をかけてしっかり固定することにしました。
他にも珪砂というサラサラな砂をを目地に流し込む方法などがあります。
モルタルを撒いて左官ブラシや箒で目地に流し込んでいきます。
水を撒いて一日置いたら固定完了。
完成が見えてきました。思いの他雨が降らない週末が続いたため順調に作業が進み7/8にはここまでこれました。とにかくこの時期は暑いので、首に濡れてぬぐいを巻いて、涼を取りました。
長くなってきたので、今回はここまで。
本記事執筆時点ではまだ植栽スペースが未完成なので完成したらその話を中心に書いていきたいと思います。