クライミングウォール設置 悪魔の囁き
https://www.outdoordays.org/wp/my-home/bess/wonder-device-build-1/
前回、自宅プランの打ち合わせをスタートしました。
プライベートウォール設置の野望が現実的なものだと知った自分は一度プロに相談してみては?という知人の悪魔の囁きにホイホイ乗っかって、ドツボにはまっていくのでした。
記事内では、一般的なものをクライミングウォール
自宅のクライミングウォールをプライベートウォール
揺れもあるかもしれませんがご容赦ください。
本記事の内容は全体の流れの中ではSTEP5、STEP11の+α部分になります。
早く書きたくて変な流れを作ってしまった。
- STEP1LOGWAY見学
体験予約 - STEP2体験+仮契約
- STEP3土地打ち合わせ→現地確認→土地決定
- STEP4ローン契約→土地購入→地盤調査
- STEP5間取り打ち合わせ(複数回)
- STEP6設備打ち合わせ+設備ショールーム見学
地鎮祭+着工 - STEP7照明打ち合わせ+照明ショールーム見学
インテリアショップ照明計画提案 - STEP8カーテン打ち合わせ
- STEP9外構打ち合わせ
- STEP10引き渡し
- STEP11外構工事
+α工事
クライミングウォールの匠 Natural Protec
ホームジムのお客さんで、プロのウォール施工業者さんとの繋がりがあり
促されるままに、早速連絡をしてみました。
https://natural-protec.com/
こちらが依頼したNatural Protec(以下NP)。
NPの代表とはジムでたまにお会いして、本人も登られています。課題の設定もしていていつも辛くて楽しい課題を提供いただいています。日本各地を巡って壁を設置している方です。
けん玉も上手くて、教えてもらったりもしましたがそちらの方はまだまだ・・・。
で、マイホームを検討していることや、現状を話してみると
- 希望通りの規模、形状で作れる(BESSガジェットは定形)
- 壁の色も黒板塗装や、ウォールナット等の希少木材を使って風合いを活かしたものなど
- 安全に配慮して下に敷くクラッシュパッドも専用にオーダーして良いものが入れられる
- 何ならハウスメーカーとの打ち合わせに参加して調整もOK
- プロなので、課題も含めて安全に配慮して家に設置してくれる
とのこと、段々話が大きくなってきたぞ・・・。
予算は大丈夫だろうか?
とりあえず希望を伝えて見積もりをお願いする。
吹き抜けがあるので1Fから2Fまで登れるようにしたいですね。
2Fはそのまま少し壁にしてトップアウトできると面白そうです。
課題を作りたいので、黒板塗装はマストですかね~。
リードの練習用に金具もお願いします。
自宅ですし圧迫感はない方が良いので、1Fは垂壁にして2Fに若干傾斜つけたいです。
ボテなんかもあると変化が楽しめそう・・・etc,etc。
なんともわがままな客である。
大丈夫です。できますよ。
とりあえず図面作って見積もり送りますね。
壁の色見本も送ります。
ボテは・・・ちょっと考えてみますね。
kou君だから課題の設定は辛目にしとけば
ニコニコ楽しんでくれるでしょ?
ちなみに、ここで別件で結婚式の計画も進めており、式場から趣味のアイテムとして折角ならそのプライベートウォールの一部を飾ってみてはどうか?
黒板塗装ならメッセージボードにもなって、いいと思います。と無茶ぶりが。
まぁ、結婚祝い替わりってことでそこはがんばります(汗)
ありがとうございます!
で、いただいた見積もりを見るとBESSガジェットよりは高い。
が、上記メリットを入れて考えるとお得感が半端ない。
この内容でぜひお願いします!
早速、一旦ハウスメーカーとも打ち合わせお願いします。
工期とか、事前に設計に何か含めておいた方がよいかとか
こうして、我が家にプライベートウォールの導入が決まったのでした。
BESS+NP 三者 打ち合わせ
BESSの営業の方とNPさんとで、打ち合わせをしました。
ここで決まったことは
- 第三者の工期は引き渡し後になる
- ウォールは人が登る荷重がかかるので下地は12mmの構造合板を入れる
- 図面を描いてもらう
新築なので傷がつくなど何かあったときの責任関係が面倒なこともあるので工期がそうなるのは仕方ないですね。
構造合板はこの時点ではちんぷんかんぷんでしたが、DIYやるようになると分かるようになってきました。通常のべニア板などの板材と違って、建物の耐力構造(壁や床)に使用することを目的とした木材になります。
基本厚みがある方が丈夫です。12mmは割と普通な厚みで床、壁、天井などの下地に使用されます。
要するに割と一般的なもので、工事に特殊な影響を与えるものでもなく、費用に大きな変動はありませんでした。むしろ内壁材なしでむき出しの納品なので安くなるくらい。
もちろん、NPさんでは建築時からこういう考慮をしていない一般的なお宅にもプライベートウォールを設置しているため、後から取り付けたいという要望にも応えていただけます。
ここでBESSの技術担当さんには特殊なことをやるので、図面を依頼して描いてもらいました。これは手間なのでちょっと渋っていましたが、「やるしかないかぁ」とOKしてくれました。
これはナイスジャッジで、後で図面の寸法から構造合板が柱に固定されていないのでは?と気づいて、ミスを回避することに役立ちました。
プライベートウォール施工の様子
というわけで、引き渡し後のプライベートウォール施工になります。
時系列的にはまだまだネタがあるのですが、一旦ウォールだけで一つの記事にまとめてしまいます。
プライベートウォーの施工予定の壁です。
内壁材がなく、構造合板がむき出しになっている個所に施工されることになります。
この状態で、しばらく暮らしたのですが漂うコレジャナイ感
施工中の様子です。
足場が組まれて、骨組みの2×4材が固定され、そこに壁が設置されていきます。
壁はグレーの黒板塗装にしました。チョークで書けると課題作りに何かと便利そう。
壁の材料はシナベニア合板で、M10の鬼目ナットが打たれている一般的なものです。
新品のホールドに、ボテの準備も万端です。
BESSガジェットは白一色のホールドのみなので、カラフルなホールドはやっぱり楽しいです。
ボテはワールドカップの払い下げ品だそうで、中古で少し値下げされています。
ボテの下にこっそり見えるのが、クラッシュパッド。
個人宅には贅沢なアイテムですね。子供が喜びそう。
完成
完成がこちら。
希望がすべて詰まっていて、1Fから階段を使わずに2Fへ行けます。
我が家の手すりは外から乗り越す際の足場となったのです。
匠のこだわりが詰まったホールドはHRTのボルダースペシャル。
ボルト固定とネジ固定。両方選べて、形状も辛目でこれには施主もニヤニヤが止まりません。
ルートセットは匠が行い、時間の都合で試登はなしの鬼仕様。
また、プライベートウォールを設置すると決めたときから、照明は2Way以上のスポットライトはマストでしょうという施主のこだわりによりクライマーはさながらコンペのような雰囲気で登ることができます。
今では、ホームジムのオーナーからジムのおさがりのホールドをいただき、いろいろ充実しました。
ヌンチャクもセットされ、自宅でリードの練習はもちろん懸垂下降も出来てしまいます。
我が家の遊び要素の一つがここに完成したのでした。
プライベートウォールにおすすめのアイテム
割と一般的な滑り止めの液体チョークです。
なぜオススメかというと、粉が散りにくいタイプだからです。
自宅が粉だらけになるのは誰だって避けたいと思いますが、滑り止めなしでボルダリングはちょっとやる気になりません。
このチョークはプライベートウォールにおける最適解の一つだと思います。
別記事にも記載したのですが、こちらのシューズはゴムの擦り跡が付きません。
折角の自宅の壁、友人を招いた時の注目度も高いはずです。
真っ黒な擦り跡だらけになっていたら・・・。
靴の性能自体はジム用のレンタルシューズ向けなのでクライミングシューズとしては最低クラスですが
プライベートウォールに最適な一足と思います。
次回はまた打ち合わせの話に戻りたいと思います。
家が楽しすぎて、書きたいことが多いです。