テカポ
その①の続編になります。
キャッスルヒルを後にし、向かったのはテカポ。
この旅の個人的なメイン。星空を見るため。
我々の住む日本からでは見ることができない南天の星は
星を撮るようになってからいつかは見てみたいものでした。
特に大マゼランや小マゼラン、天の川の最も濃い部分などは押さえておきたいものでした。
キャッスルヒルを出たのが、昼過ぎで到着は夜。
ぎりぎりキャンプ場であるホリデーパークが閉まる前に到着したのですが
天気は曇り、その日はすぐに眠りにつきました。
それにしてもこの旅、夜は曇りが多いですね^^;
朝起きると、写真のような爽やかな光景に圧倒されました。
到着時は真っ暗でどんなところにいるか分からなかったので余計です。
良き羊飼いの教会
星を撮るのに、昼間のロケハンは重要。
まずはここ、ニュージーランドで最も撮影されている建築物
善き羊飼いの教会へ。
やはりたくさんの観光客がいました。
この時間には昨夜とは打って変わって、日差しが出てきました。
丁度いい時間だったので、日本食レストランの湖畔へ。
こちらも日本人にはかなり有名な模様。
サーモン丼が美味しかったです。
スタッフも日本語が話せる人がほとんど。
マウントジョン
美味しいごはんの後は、軽い腹ごなしにトレッキング
天文台があるマウントジョンへ登ります。
コースタイム片道1時間半などと書かれていましたが、キャンプ場からはあっさり30分ほどの道のりでした。
高所から眺めるニュージーランドの大地は、見渡す限りの牧草地でした。
この国の町って規模が全然小さいんだなぁと改めて思いました。
山頂のアストロカフェに到着です。
カフェラテのラテアートがいい感じ。
山頂からはサザンアルプスを展望できます。
このころにはすっかり曇ってきていて、天体観測の雲行きが怪しくなってきました。
テカポの夜 天体観測
下山して一晩粘ってみましたが、雲が取れることはなく朝に・・・。
朝焼けはきれいなんだけどなぁ。そこじゃないんだよorz
しかし、この夜は面白い出会いがありました。
キャンパーバンで寝ていると外から日本語が聞こえてきたので出てみると
アストロカフェ店員の女性3人とおっちゃんが話をしていて
どうやら天体写真についての談義の様。
話しかけるとおっちゃんの方が、日本で星景写真を撮られているとのこと。
ちょっと話し込んでしまいました。
で、当初の予定ではマウントクック麓のハーミテージホテルへ移動して一泊と考えていましたが
さすがに何も撮れていないのではなぁと、相方と相談。
天気予報もマウントクック方面は夜は悪そうでテカポはそこそこ良さそう。
こういう時、キャンパーバン生活はとても楽で、クックでトレッキングだけしてもう一泊テカポに戻ってこようということになりました。
マウントクック編は次回として、その日の夜空は・・・
快晴!
この旅始まって、最初の満天の星空に言葉を失います。
天の川が濃い!星座が逆さま!
ぼやーっと見えるあれはマゼランかな?
などなど
まずはやはり、教会と天の川かなぁと撮ってみたのですが
対角魚眼でも天の川の濃い部分は天頂に近すぎて捉えられませんね^^;
新星景を試してみようと思ったのですが、うーん。
まだまだPhotoshopの練度が足りない。
赤外線改造のNEX-5使用ですが、色味もうまく調整できていないかな・・・。
全周魚眼も試してみました。
にしてもさすがの天の川の濃度です。
それほど長くない露出で、F4でもくっきり写ります。
まだまだ撮り足りなかったのですが
ここでこの日はタイムアップ。
相方が寒さでキャンプ場に戻りたいとのことだったので
戻ることに。キャンプ場で撮ればいいかなと思っていたので撤収したのですが
雲が出始めてしまいましたとさ。
この時は目的が果たせて夢のような時間でした。
まだ撮影チャンスはあるだろうと高をくくっていましたが、結局この旅でまともに星が見れたのは
これが最後となりました。
まだまだ消化不良なので、いつかまた行きたいと思います。